ハワイのガソリンスタンドでの給油方法
ガソリンスタンドはセルフサービス

ハレイワのガソリンスタンド
近年は日本では一般的になってセルフサービスのガソリンスタンド。 ハワイではほぼすべてのガソリンスタンドがセルフなので、もし日本でまだ利用したことがなければ少し戸惑うかもしれない。
基本的な操作は同じだが、下記で解説している通り、日本のクレジットカードが給油機では承認されないこと、単位がガロンであること、レギュラーではなくアンリーデッドと表示される場合があること。ノズルのあった場所のレバーを倒してから給油が始まるタイプなど、日本国内とは少し手順や操作が異なる。
給油口の開け方は事前にチェック

給油口を開けるボタン
給油口の開け方は車種によって異なるので、できればスタンドに寄る前にどこかでチェックしておこう。 意外とすぐに見つからない場合もあり、はじめてだと慌ててしまうこともある。
とくに給油口を開けるボタンやレバーがなくても手動で開くタイプもあるが、車種によってはボタンやレバーが運転席の座席横やハンドルの斜め下あたり、ドアなどに用意されていることが多い。
給油口が車の左右どちらにあるかは、日本と同じくメーターパネルにあるガソリンメーター横の矢印で確認できる。
日本のクレジットカードはスタッフの承認が必要

ワイコロア・ビーチ・リゾートのガソリンスタンド
ハワイのガソリンスタンドで給油するときに不便なのが、日本のクレジットカードが給油機で承認されないのが一般的であること。
日本と同じようにクレジットカードを通しても、"Not Approved" など「承認できない」内容のエラーメッセージが表示されることが多い。
給油するには、いったんスタッフのいる窓口や隣接するショップの店内で、スタッフにクレジットカードの承認を行ってもらう必要がある。
日本で発行されたクレジットカードの多くがスタッフによる要承認となるが、クレジットカード会社が発行する一部のデビットカードはそのまま利用できることがある。
単位はリッターではなくガロン

ガソリンスタンドの表記
ハワイを含むアメリカでのガソリンの単位は、リッター(liter)ではなくガロン(gallon)。
アメリカでは1ガロンは何リットルかと言うと、1ガロンは約3.8リットル。 これはガソリンなどに利用される米国液量ガロン(U.S. fluid gallon)の単位で、英ガロンとは異なる。
リットルと比較して約4倍と覚えておくとわかりやすいので、途中で給油するときの参考にしよう。 クレジットカードを認証するときに、どのくらい給油したいのか、満タンにするのか聞かれるので、目安として覚えておくと便利だ。
リットル | ガロン |
---|---|
10リットル | 約2.6ガロン |
20リットル | 約5.3ガロン |
30リットル | 約7.9ガロン |
40リットル | 約10.6ガロン |
50リットル | 約13.2ガロン |
給油するガソリンの量で指定することもできるほか、もちろん金額を指定しての給油も可能だ。 例えば、10ドル、20ドル、30ドルなどを指定して伝えることができる。
レギュラーはアンリーデッド?

ガソリンの種類
日本でのガソリンの種類は、レギュラー、ハイオク、軽油(ディーゼル)が一般的だが、ハワイ(アメリカ)ではレギュラーがアンリーデッド(Unleaded)と表記されているスタンドも多い。
"Unleaded" とは無鉛ガソリンの意味で、Unleaded の中でも品質の良い Unleaded Plus や Super Unleaded、Premium Unleaded などが用意されている。 ハワイ旅行で利用する車種のほとんどは、無鉛ガソリンで問題ないが、高級車などでは Super Unleaded や Premium Unleaded などを給油するように指定される場合もある。
ハワイのレンタカーで軽油(ディーゼル)の車種が提供されることはほとんどないので、基本的にはガソリン車と考えておいて問題ないが、トラックなど一部の特別な車両をレンタルするときには念の為、確認しておくのが無難だ。
ノズルのあった場所のレバーを戻すタイプ

給油機のノズルとレバー
すべてのガソリンスタンドではないが、給油ノズルをとった後、給油ノズルがあった場所のレバーを奥に倒さないと、給油がはじまらない給油機がある。
給油ノズルをとったらレバーが倒せないか確認するのがおすすめだ。 また給油がはじまらない場合にもチェックしてみよう。
ガソリン込みのプランが便利

ホノルル空港のレンタカーオフィス
ハワイでレンタカーを借りるときに便利なのが、返却時の燃料満タンが不要なプラン。 日本からの旅行者向けにある限定プランにも、ガソリン込みのプランを用意している大手レンタカー会社がある。
最大のメリットは、返却前にガソリンスタンドへ寄る必要がないこと。 前途の通り、ハワイでガソリンスタンドでは日本のクレジットカードがスムーズに利用できないこと、また空港返却の場合はフライトの時間が気になることもある。
あまりガソリンを使わなければ、もったない気もしてしまうが、ガソリンスタンドに寄らなくてよいのは、気分的にもかなり余裕ができるでおすすめだ。