ハワイ旅行でオススメの航空会社はどこ?直行便運航の7社を比較!
[最終更新日:2020年6月23日]
ハワイ旅行で利用する航空会社はどこがオススメかそれぞれのポイントで比較・解説。日系のJALとANA、ハワイのハワイアン航空、米系のデルタ航空とユナイテッド航空、LCCのエアアジアXをそれぞれのメリットを紹介。
日本~ハワイ間の直行便を運航するエアライン
2019年9月現在、日本~ハワイ間の航空路線を運航しているのは、こちらの6社です。
日本の航空会社ではJALとANA、ハワイ州を拠点とする航空会社ではハワイアン航空、アメリカ本土の航空会社ではデルタ航空とユナイテッド航空が直行便を運航。
またマレーシアのエアアジアX(LCC)、韓国の大韓航空(コリアンエア)も日本=ハワイ直行便を運航しています。
JAL(日本航空)
日本を代表する航空会社のひとつであるJAL(日本航空)は「ハワイ旅行と言えばジャル」と言われるほど、ハワイ旅行では定番の航空会社です。
出発空港 | 成田、羽田、中部、関西 |
---|---|
到着空港 | ホノルル、ハワイ島コナ |
アライアンス | ワンワールド |
提携 | ハワイアン航空 |
ラウンジ | サクララウンジ など(成田、中部、関西、ホノルル) |
荷物 | ビジネス、ファースト:3個まで(1個あたり32kg以下)、3辺(縦・横・高さ)の和が203cm以下 |
プレエコ、エコノミー:2個まで(1個あたり23kg以下)、3辺(縦・横・高さ)の和が203cm以下 |
日本=ハワイ間の運航便数は最多を誇っており、成田=ホノルル線、羽田=ホノルル線、中部=ホノルル線、関西=ホノルル線、成田=ハワイ島コナ線を毎日運航しています。
2020年3月29日からは羽田=ホノルル線が待望の再開。成田線は便数が減りましたが、羽田という選択肢が戻ったのはメリットと言えます(※新型コロナウイルス感染症の影響で2020年3月の就航時は減便)。
加盟しているワンワールドでは、他の航空会社がハワイ路線を運航していませんが、ハワイアン航空とコードシェアやマイルで提携しているもポイント。混雑時にはハワイアン航空運航便を組み合わせることで、フライトの選択肢は最大に。
またホノルル線が混雑していたり高いときには、ハワイ島コナ直行便とハワイアン航空の国内線で、オアフ島ホノルルへアクセスすることもできます。もちろん合わせてハワイ島観光も楽しめます。

JALの飛行機
JALのおすすめポイント
日本の航空会社というだけでも安心感がありますが、便数が多いこと、さらにハワイアン航空と提携していることで、そのメリットがさらに広がったJAL。迷ったらJALを選べば間違いはありません。
- 成田発・羽田発が毎日2便ずつで往復の組み合わせいろいろ
- ハワイアン航空運航のコードシェア便で往復の組み合わせがさらに増加
- 羽田・成田・中部・関西発着で地方空港から乗り継ぎの選択肢がいろいろ
- ハワイアン航空で提携しており、離島への乗り継ぎが便利
- ビジネスクラスはフルフラット仕様で座席配置は1+2+1
- 日本拠点だから日本発の欠航が少ない
- JALカードでマイルが貯めやすい
- 大きいスーツケースでも預けられる
このあと紹介するANAとの違いではより大きいサイズの荷物を預けることができます。 JALでは、3辺(縦・横・高さ)の和が203cmの荷物まで超過料金なしで預けることができますが、ANAでは158cmまでとなっています。
JALのオススメ情報については「毎日7便以上!ハワイ旅行でJALをオススメする10の理由」も合わせてご覧ください。
ANA(全日空)
ハワイ旅行で年々存在感が増しているのANA(全日空)。 2019年5月からは総2階建ての超大型機エアバスA380が導入され、ウミガメ「ホヌ」のデザインでも注目を集めています。
出発空港 | 成田、羽田 |
---|---|
到着空港 | ホノルル |
アライアンス | スターアライアンス |
提携 | ユナイテッド航空 |
ラウンジ | ANAラウンジ(成田、羽田、ホノルル) |
荷物 | ビジネス:2個まで、ファースト:3個まで 重量:1個あたり32kg以下 大きさ:3辺(縦・横・高さ)の和が158cm以下 |
プレエコ、エコノミー:2個まで 重量:1個あたり23kg以下 大きさ:3辺(縦・横・高さ)の和が158cm以下 |
ANAのハワイ路線は、成田=ホノルル線と羽田=ホノルル線で、成田発着の一部便はA380「フライングホヌ」で運航されています。
首都圏の方はもちろん、ANAの国内線を利用すれば、羽田や成田での乗り継ぎもスムーズ。 利用予定の最寄り空港でANAの国内線が便利ならとくにおすすめです。

ANAのA380「フライングホヌ」
ANAのおすすめポイント
話題のA380「フライングホヌ」での運航便なら飛行機に乗ったときから特別な体験がはじまります。ホノルル空港にも自社ラウンジが新設されたので、搭乗前の待ち時間も快適です。
- 成田線はA380型機「フライングホヌ」で運航(一部便)
- 羽田発着なら仕事帰りにもハワイ旅行へ
- 成田・羽田発着で地方空港から乗り継ぎが便利
- 成田・羽田・ホノルルに自社ラウンジあり
- ビジネスクラスはフルフラット仕様で座席配置は1+2+1
- A380型機にはファーストクラスも設定あり
- 日本拠点だから日本発の欠航が少ない
- ANAカードでマイルが貯めやすい
他の航空会社と比べて航空券単体でもツアーでも価格は少し高めの傾向がありますが、ANAならでは安心感は価格分のメリットがあります。
ハワイアン航空
ハワイアン航空はハワイ州を拠点とする唯一の大手航空会社。 日本をはじめアジア、オセアニア、北米、太平洋地域への路線網が充実しています。
出発空港 | 羽田、成田、関西、札幌、福岡 |
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到着空港 | ホノルル、ハワイ島コナ |
アライアンス | なし |
提携 | JAL |
ラウンジ | プレミアクラブ(ホノルル、コナ)※国内はJALのラウンジを利用 |
荷物 | ビジネス:2個まで 最大重量:1個あたり70ポンド(32kg)以下 最大サイズ:長さ+幅+高さの合計が157cm以下 |
プレエコ、エコノミー:2個まで 最大重量:1個あたり50ポンド(23kg)以下 最大サイズ:長さ+幅+高さの合計が157cm以下 |
日本=ハワイ間では、羽田=ホノルル線、羽田=ハワイ島コナ直行便、成田=ホノルル線、関西=ホノルル線、札幌・新千歳=ホノルル線、福岡=ホノルル線(2019年11月26日再開)を運航しており、JALに次ぐ規模となっています。

ハワイアン航空の飛行機
ハワイアンのおすすめポイント
ハワイ旅行では多くのメリットがあるのがハワイアン航空。 羽田を含む主要空港から毎日何便もフライトがあり、往復で多くの選択肢があります。
意外と知られていないポイントとしては、ハワイ発の帰国便で欠航になる可能性が低いことです。 ホノルル空港を拠点としているため、使用予定の機材にトラブルや到着便に大幅な遅延があっても、代わりの飛行機を用意することができます。
- ホノルル空港、コナ空港での乗り継ぎも便利
- 羽田からハワイ島コナへの直行便も利用可、オアフ島との周遊にも便利
- ハワイ拠点だから帰国便の欠航が少ない
- JAL運航便のコードシェアでフライトの選択肢が充実
- JALのマイルが貯まる(条件あり)
- 飛行機に乗ったときからハワイらしい雰囲気が感じられる
定番のオアフ島はもちろん、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島、ラナイ島、モロカイ島の行くときにも、ハワイ州内の国内線路線網があるのはハワイアン航空だけ。 離島へ行くなら最終目的地までの航空券をまとめて検索・予約を検討してみましょう。
日本発のフライトが遅延することはありますが、ホノルル発の帰国便では比較的安心感があります。
JALとの包括提携もはじまり、ますます便利になり存在感が高まっています。
デルタ航空
デルタ航空は、スカイチームに加盟するアメリカの大手航空会社。 日本=ハワイ路線は合併したノースウエスト航空が運航していた路線で、合併後にデルタ航空として運航しています。
出発空港 | 羽田(2020年3月28日で成田発着は終了)、中部、関西 |
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到着空港 | ホノルル |
アライアンス | スカイチーム |
提携 | 大韓航空 |
ラウンジ | デルタ スカイクラブ(羽田、ホノルル) |
日本=ハワイ路線では、羽田・中部・関空と主要3空港からホノルル直行便を運航しています。 2020年の夏スケジュールから、デルタのホノルル線は成田発着から羽田発着に移行されました(羽田発は2020年3月29日から)。

デルタ航空の飛行機
デルタのおすすめポイント
日本の航空会社とは提携がないものの、新シートの導入やサービスの向上で、日本での人気も高まってきています。
マイルの有効期限もないので、年に1回のハワイ旅行でも、何年かかけて特典航空券と交換することも計画できます。
- 2020年夏期ダイヤから羽田=ホノルル線を新規開設
- 成田空港とホノルル空港にラウンジあり
- マイルの有効期限なし
- 日系エアラインよりビジネスクラスがリーズナブル
大きな注目ポイントとしては、2020年3月28日のホノルル発、3月29日の羽田発から、これまでの成田=ホノルル線が羽田=ホノルル線に変更となりました。
都心に近くアクセスの良い羽田発着となることで、仕事帰りにそのままハワイ旅行へと出発しやすくなったり、地方空港からの乗り継ぎでも利便性が向上します。
ユナイテッド航空
スターアライアンスの代表メンバーでもあるアメリカのユナイテッド航空は、成田=ホノルル線を毎日運航するほか、ANA運航便でコードシェアしています。
出発空港 | 成田 |
---|---|
到着空港 | ホノルル |
アライアンス | スターアライアンス |
提携 | ANA |
ラウンジ | ユナイテッドクラブ(成田、ホノルル) |
日本=ハワイ間では、成田発着のみの1日1往復だけとなっていますが、ANAが運航する成田=ホノルル線、羽田=ホノルル線でコードシェアしています。
また成田空港とホノルル空港の両方にラウンジを用意しているので、ビジネスクラスやマイレージの上級会員なら搭乗前に時間を快適に過ごすことができます。

ユナイテッド航空の飛行機
ユナイテッドのおすすめポイント
スターアライアンス加盟の航空会社でマイルを貯めているなら、ユナイテッド航空の搭乗でマイルが貯まるチャンスがあります。
成田=ホノルル線では、他の大手航空会社よりも比較的リーズナブルな価格帯が設定されていることもあるので、お得に利用してマイルを貯めるのもおすすめです。
- マイルの有効期限がないから貯めやすい
- 日系エアラインよりビジネスクラスがリーズナブル
- ANAのマイルが貯まる(条件あり)
- ANAとコードシェア
- 成田空港とホノルル空港にラウンジあり
エアアジアX
エアアジアXは、マレーシアの首都クアラルンプールを拠点とするLCC(格安航空会社)。2017年6月28日に関西=ホノルル線を新規就航しました。
出発空港 | 関西 |
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到着空港 | ホノルル |
アライアンス | なし |
ラウンジ | なし |
日本=ハワイ間では唯一のLCCとなっており、他の航空会社と比較してリーズナブルな価格で航空券が購入できるチャンスがあります(※LCCのスクートは運休)。
また関西発ならエアアジアXを利用する格安ツアーも期待できます。 LCCと言っても飛行機は大型機のA330-300型機で、それほど狭いというほどでもありません。
またぜひ検討して欲しいのは、ビジネスに相当する「プレミアムフラットベッド」の座席です。 もし日系や米系エアラインのプレエコを検討しているなら、同じ価格帯でフラットベッドのシートを利用できることもあります。

プレミアムフラットベッド
エアアジアXのおすすめポイント
- LCCならではの低価格
- 機材はワイドボディ機のエアバスA330-300
- プレミアムフラットベッドはコスパ良し
エアアジアXのハワイ路線は関空だけですが、関空までアクセスが便利な地域の方はもちろん、関空までの国内線が安く購入できれば、乗り継いで利用することも検討できます。
大韓航空
大韓航空(コリアンエアー)は、韓国のソウルを拠点とする大手航空会社。 アライアンスではデルタ航空と同じスカイチームに加盟しており、コードシェアやマイレージで提携しています。
出発空港 | 成田 |
---|---|
到着空港 | ホノルル |
アライアンス | スカイチーム |
提携 | デルタ航空 |
荷物 | プレステージ:2個まで 重量:1個あたり32kgまで |
エコノミー:2個まで 重量:1個あたり23kgまで |
成田=ホノルル線は、ソウル~成田~ホノルルで運航されており、ソウルからのフライトが遅延すると、成田発も遅れることがあります。
大韓航空のおすすめポイント
日本=ハワイ路線は成田の毎日1便だけですが、他の航空会社よりもお得な価格で航空券が購入できる傾向にあります。
また同じスカイチームに加盟するデルタ航空などのマイルを貯めることができるので、大韓航空の搭乗が対象となっているマイレージプログラムを利用していれば検討する価値があります。
- 成田=ホノルル線は他の航空会社に比べてリーズナブル
- スカイチーム加盟の航空会社でマイルが貯まる
- 韓国好きならおすすめ
機内食は韓国料理のメニューも用意されているので、韓国料理好きの方にもおすすめです。
おすすめのエアラインはどこ?
ここまで日本からハワイへの直行便を運航する航空会社をみてしてきました。 最後にポイントをまとめて比較検討するときのチェックリストを確認してみましょう!
- 価格にこだわらなければ日系エアラインのJALまたはANAがおすすめ
- 乗ったときからハワイ気分を楽しむならハワイアン航空かANAの成田発A380(フライングホヌ)
- 羽田発着ならJAL,ANA、ハワイアン航空、デルタ航空をチェック
- 地方空港からの出発は成田・羽田・セントレア・関空での乗り継ぎも確認
- オアフ島以外の離島へ行くならハワイアン航空で最終目的地まで検索
- 有効期限のないマイルを貯めるならデルタ航空かユナイテッド航空がおすすめ
- リーズナブルに行くなら関空からのエアアジアXは要チェック
- 日系・米系のプレエコを検討してるならエアアジアXのプレミアムフラットベッドも比較
- ビジネスクラスはラウンジの有無、座席タイプも要確認
もちろん航空会社の好みや、ふだんマイルを貯めている航空会社があるなど、様々な理由を総合的にみて選んでみるのがおすすめです。
ハワイへの航空券については「ハワイ行き格安航空券を安く買うポイント」の記事も合わせてご覧ください。