【随時更新】ハワイの新型コロナウイルス関連情報まとめ、現状と今後の見通し

ハワイが8月1日に開始する旅行の事前検査プログラムとは?日本からも対象?

[最終更新日:2020年7月5日]

ハワイ州が2020年8月1日から開始する旅行者を対象とする「事前検査プログラム」を解説。検査を受ける場所・種類、日本からも対象?などの疑問にもお答えします。最新情報はハワイ州の発表次第、随時更新します。

目次

ハワイ州が事前検査プログラムを発表

ハワイ州のデービッド・イゲ知事は2020年6月24日、ホノルル空港で副知事や関係者と記者会見を開催しました。 そこで発表されたのが旅行に関する「事前検査プログラム(pre-travel testing program)」です。

概要としては、ハワイに向かう旅行者は、到着前の72時間以内にPCR検査を受け、陰性(いんせい)だった場合には到着後14日間の自己隔離措置が免除されるといった内容です。

つまり出発直前の検査で陰性証明を取得できれば、ハワイ到着後、自由に行動できることになります。 ただしハワイ州内では住民と同様に、様々な規制やガイドラインが適用されます。

事前に検査を受けない場合は、従来どおり14日間の自己隔離義務が発生します。

主にアメリカ国内からの旅行者を対象としており、現時点で日本からのハワイ旅行にはほぼ関係がありません

詳細については今後、発表される予定です。このページでも最新情報を随時更新していきます。

» ハワイ州、8月1日から事前検査で陰性の場合に14日間隔離免除

ハワイ州の14日間自己隔離とは

ハワイ州では3月26日から住民を含むすべての到着者を対象に、14日間の自己隔離を義務付けています。

空港での検疫時に指定されたホテル客室や自宅などで、14日間は健康観察を続けながら待機する必要があります。 ホテルの場合は、レストランやプールなどの共用スペースに出ることもできません。

違反すると罰金刑や禁固刑が課せられ、実際に何人もの逮捕者が出ています。

この14日間の自己隔離は、実質的にハワイ旅行を拒否する厳しい対応ですが、いつまでも続けているとハワイ州の経済がもたないため、検討されたのがアラスカ州が実施していた事前検査プログラムです。

4月1日からはハワイ諸島内の国内線(インターアイランド)で到着した場合も対象となっていましたが、インターアイランドについては6月16日に解除されました。

» ハワイ州、旅行者に14日間の隔離措置、3月26日から開始

検査を受けられる場所

ハワイ州の事前検査プログラムで、PCR検査を受けられるのはアメリカ国内に展開するドラッグストアなどが候補に上がっています。

ハワイ州が提携するCVSファーマシーなどの薬局チェーン店が対象で、ハワイ保健局が認定した店舗で検査を受けることができます。

また副知事は、ウォルグリーン(Walgreens)やカイザー(Kaiser)などのチェーンとも交渉していることを明かしています。

ちなみに日本からCVSファーマシーのウェブサイトにアクセスすることはできません。

日本でのPRC検査についても対象となる可能性があるような意見もみられますが、ハワイ州が提携していない薬局チェーンでの検査は対象に想定されていません。

国籍の問題ではなく、どこで検査を受けてハワイに向かうかが重要です。日本に住んでいる人が日本で検査を受けるのは対象外と考えておいて良いでしょう。

受ける検査の種類は?

事前に受ける検査は日本でも実施されている「PCR検査」です。また条件があり、CLIA法によるFDA認証のPCR検査を対象としてます。

FDA とは Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)のことです。

現時点で、抗原検査や抗体検査は対象となっていません。

費用は?

事前検査プログラムのPCR検査はもちろん旅行者の負担です。 料金はおよそ120ドルと想定されていますが、ハワイ州では補助金も選択肢のひとつとして検討しているようです。

ハワイ到着時のチェック

事前の検査で陰性だった場合、ハワイ到着後の自己隔離が免除されますが、ホノルルやマウイ島カフルイ、ハワイ島コナ、ハワイ島ヒロ、カウアイ島リフエなどの到着空港では、引き続き検温などのスクリーニングが実施されます。

検温・発熱スクリーニング

ハワイの空港に到着時には、発熱スクリーニングとして体温チェックが実施されます。 体温が華氏100.4(38℃)以上あった場合には、さらに追加検査を受ける必要が出てくる可能性があります。

ヘルスフォームの提出

到着空港では、健康に関する用紙に必要事項を記入して提出する必要があります。

事前検査プログラム発表以前の6月16日版ヘルスフォームでは、連絡先や搭乗する往復の便名、滞在先、過去14日間の滞在先と期間、現在の健康情報、過去の陽性者との接触有無と日付、過去の新型コロナウイルス感染症の検査有無と日付、インフルエンザワクチンの摂取有無と日付などが項目に含まれています。

ハワイの空港到着時には検査できない

ハワイ州が事前検査プログラム導入で参考にしたアラスカ州では、到着時に空港で検査する選択肢も用意してます。

しかしハワイの場合、到着時の検査は現実的に難しい部分もあり、空港での検査は導入されない見込みです。

日本からの旅行でも対象となる?

まず前提として、外務省が渡航中止勧告を出している段階で、日本からのハワイ旅行という選択肢はありません

渡航中止勧告が出ている状況において、自分でPCR検査を予約・受診して、ハワイに行こうと考えるのは全くの見当違いとなってしまいます。

そして前述の通り、今回発表されたハワイ州の事前検査プログラムは、現時点で日本を含む海外からの旅行者は対象として想定されていません

直行便は再開する?

日本=ハワイ間はレジャー路線であり、旅行会社のツアーを利用して搭乗する人が大部分を占めています。

旅行会社としても直行便が運航されなければハワイ旅行ツアーを催行できませんし、航空会社も旅行会社のツアーがなければ搭乗率を上げることができない関係性です。

そして旅行会社のツアーは、外務省から渡航中止勧告が出ている段階では催行できません。

ハワイ州が日本からの旅行者受け入れを再開することも重要ですが、外務省がアメリカ全土に出している渡航中止勧告が引き下がらない限り、多くの直行便が運休したままとなります。

実際にグアムは7月1日からの受け入れ再開を表明しましたが、日本の出入国規制があったこともあり、旅行会社のツアーは再開されませんでした(後にグアムは受け入れ再開を延期)。

日本=ハワイ間のトラベルバブル構想

ハワイ州では日本や韓国、ニュージーランド、オーストラリアなど感染拡大を抑制できている国とのトラベルバブル形成を模索する動きがあります。

トラベルバブルとは、特定地域間に限定して旅行を許可する構想で、ニュージーランドとオーストラリアの2カ国間など、一部の国・地域で検討されています。

事前検査プログラムの発表後、ハワイ州のグリーン副知事は現地メディアの取材に、引き続き日本など海外とのトラベルバブルは検討しているとコメントしています。

アメリカ本土で感染拡大が続く状況において、日本からのハワイ旅行が再開されるひとつの希望ではありますが、日本側が受け入れるかはなんとも言えません。

» ハワイ州が日本にトラベルバブル打診、現在ボールは日本側に

事前検査プログラムの懸念点

ハワイ州が導入を決めた事前検査プログラムにはいくつかの懸念事項もあります。

アメリカ本土では行動制限が解除されてから、再び感染拡大傾向にあります。 6月には1日の新規感染者数が過去最多となる州もでてきました。 このような状況下では、ハワイ旅行を予約していても、事前検査で陽性と判明して旅行をキャンセルせざるを得ない人も出てくると想定されます。

事前検査プログラムは、ハワイ到着前の72時間以内に検査を受けることが条件となりますが、感染拡大が続く状況下では、検査を受けてから出発までの間に感染する可能性もあります。

またPCR検査は、その精度により一定数の偽陰性を含むとされています。 結果が陰性でも、新型コロナウイルスに感染している可能性があるということです。 日本帰国時の水際対策で実施しているPCR検査で、陰性の場合でも14日間の待機要請をしているのはこういった理由もあります。

ハワイ州では事前検査プログラムを使用しない場合には、14日間隔離を継続する方針です。 つまり出発空港、機内、到着空港などでは、検査を受けている人、検査を受けていない人が混在する状況です。 爆発的な感染拡大が続く状況では少し気になる点ではあります。

事前検査プログラムのまとめ

最後にハワイ州が8月1日から開始する事前検査プログラムのポイントを再確認しておきましょう。

  • 事前検査はアメリカ本土からの旅行が対象
  • 現時点で日本からのハワイ旅行には関係ない
  • 検査はハワイ到着前の72時間以内に受ける
  • 検査はハワイ州と提携する薬局(ドラッグストアチェーン)などで受ける
  • 到着時にハワイの空港での検査はない(発熱など症状がある場合は別)
  • ヘルスフォームを提出する

まず現時点で、日本からのハワイ旅行には関係ないことが前提としてあります。 またそもそも外務省が渡航中止勧告を出していたり、帰国後に14日間の待機要請が出ていること、直行便が飛んでいない現状、日本からハワイ旅行をする条件はなにひとつ整っていません。

新型コロナウイルス感染症とハワイ旅行については、こちらのページで詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

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