【随時更新】ハワイの新型コロナウイルス最新情報・現状まとめ

【10/15開始】ハワイ旅行の事前検査プログラムとは?日本からも対象?

[最終更新日:2020年9月22日]

ハワイ州が2020年10月15日から開始する旅行者を対象とする「事前検査プログラム」を解説。検査を受ける場所・種類、日本からも対象?などの疑問にもお答えします。最新情報はハワイ州の発表次第、随時更新します。

このページの内容は、最新情報により随時更新しています。 参考・共有される場合はご注意ください。

目次

ハワイ州が事前検査プログラムを発表

ハワイ州のデービッド・イゲ知事は2020年6月24日、ホノルル空港で副知事や関係者と記者会見を開催しました。 そこで発表されたのが旅行に関する「事前検査プログラム(pre-travel testing program)」です。

概要としては、8月1日以降(※10月15日開始に延期)にハワイに向かう旅行者は、到着前の72時間以内に検査を受け、陰性だった場合には到着後14日間の自己隔離措置が免除されるといった内容です。

つまり出発直前の検査で陰性証明を取得できれば、ハワイ到着後、自由に行動できることになります。 ただしハワイ州内では住民と同様に、様々な規制やガイドラインが適用されます。

事前に検査を受けない場合は、従来どおり14日間の隔離義務が発生します。

主にアメリカ本土からの旅行者を想定としており、現時点で日本からのハワイ旅行にはほぼ関係がありません。もちろん何らかの事情で渡航する場合には、利用を検討しても良いかもしれません(※日本の検査が利用できるかは不明、現時点では米国本土のみと案内されています)。

詳細については今後、発表される予定です。このページでも最新情報を随時更新していきます。

» ハワイ州、8月1日から事前検査で陰性の場合に14日間隔離免除

開始日を延期

ハワイ州知事が7月13日の記者会見で、事前検査プログラムの開始を最低でも1ヶ月は延期すると発表しました。

また8月18日には、さらに延期を発表。早くて10月1日開始予定に再延期されていました。

2020年10月15日開始を発表

ハワイ州知事は9月16日の記者会見で、事前検査プログラムを10月15日(木)に開始することを発表しました。

今後、開始までに詳細が発表される見込みです。

» ハワイの事前検査プログラムが10月15日開始、陰性証明で隔離免除

ハワイ州の14日間自己隔離とは

ハワイ州では3月26日から住民を含むすべての到着者を対象に、14日間の自己隔離を義務付けています。

空港での検疫時に指定されたホテル客室や自宅などで、14日間は健康観察を続けながら待機する必要があります。 ホテルの場合は、レストランやプールなどの共用スペースに出ることもできません。

違反すると罰金刑や禁固刑が課せられます。 実際に何人もの逮捕者が出ており、顔写真付きで実名報道されています。

この14日間の自己隔離は、実質的にハワイ旅行を拒否する厳しい対応ですが、いつまでも続けているとハワイ州の経済がもたないため、検討されたのがアラスカ州が実施していた事前検査プログラムです。

4月1日からはハワイ諸島内の国内線(インターアイランド)で到着した場合も対象となりましたが、6月16日に解除された後、8月11日からオアフ島以外の離島到着のみ再実施されています。

» ハワイ州の14日間隔離義務はどんな内容?空港での申告、禁止事項や罰則を解説

検査を受けられる場所

ハワイ州の事前検査プログラムで、検査を受けられるのはアメリカ国内に展開する薬局チェーン店(ドラッグストアチェーン)が候補に上がっています。

米本土では主に、ハワイ州が今回のプログラムで提携するCVSファーマシー、ウォルグリーン(Walgreens)などの薬局チェーンやカイザー(Kaiser)で検査を受けることなります。

CVSファーマシーの検査は、住んでいる州の店舗で受けなければならないと案内しています。 日本に住んでいる人がアメリカ本土で検査を受けるのはやはり難しいと思われます。

ちなみに日本からCVSファーマシーのウェブサイトにアクセスすることはできません。

9月21日に副知事は、唾液を使った検査や航空会社が出発空港で提供する検査も対象とする意向を示しています。

» ハワイの事前検査プログラムに検査方法の選択肢、航空会社が出発空港でも

日本でも検査できる?

日本での検査も対象となる可能性があるような意見もみられますが、ハワイ州が今回のプログラムで提携する薬局チェーンでの検査が想定されています。

日本のクリニックで、ハワイ州が求める条件を満たす検査が実施できると案内している場合がありますが、まだ事前検査プログラムの詳細は発表されていません。日本での検査結果がハワイ州のプログラムに利用できるのかも不明であり、陰性証明を提出するだけの制度ではない可能性もあります。

州知事は7月7月(ハワイ時間)の記者会見で、日本政府や業界とも協議して、日本からも事前検査プログラムを導入できるか検討しているとコメントしています。このことからも8月1日開始段階では日本は対象として想定していなかったことがわかります。

日本の現状からすると海外旅行のための陰性証明は、バランスを欠いた施策と捉えられるため、早い段階で実現できるかは微妙です。現在は、重要なビジネス渡航や長期滞在者を対象とした陰性証明による限定的な往来が、東南アジアの一部国や台湾との間で始まっている段階です。

今後、日本とハワイの間で往来協議が進むことが期待されます。

受ける検査の種類は?

事前に受ける検査は日本でも実施されている「PCR検査」です。また条件があり、CLIA認定ラボによるFDA認証のPCR検査を対象としてます(※当初の発表内容)。

事前に受ける検査は、PCRに限定せずCLIA認定ラボによるFDA認証のNAAT(Nucleic-acid Amplification Test:核酸増幅検査)を対象としています。PCR検査はNAATの一種です。

FDA とは Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)のことです。

費用は?

事前検査プログラムの検査はもちろん旅行者の負担です。 副知事は、米国内での提携店では130~140ドル前後になる見込みとコメントしています。 ハワイ州では補助金も選択肢のひとつとして検討しているようです。

対象となる年齢は?

子どもを含むすべての年齢が事前検査プログラムの対象と発表されました。 年齢による免除はありません。

出発までに結果が出ないときは?

出発までに検査結果が出ない場合、結果のデータ受信までは隔離、陰性証明のデータを受信・確認されれば、隔離解除を通知するような仕組みが検討されています。当然、結果が陽性であれば滞在中は14日隔離が続き、再検査などの必要も出てきます。

ハワイ到着時のチェック

事前の検査で陰性だった場合、ハワイ到着後の自己隔離が免除されますが、ホノルルやマウイ島カフルイ、ハワイ島コナ、ハワイ島ヒロ、カウアイ島リフエなどの到着空港では、引き続き検温などのスクリーニングが実施されます。

旅行・健康情報の事前オンライン登録

当初は健康情報をヘルスフォームに記入して提出する方法をとっていましたが、9月1日からはオンラインによる事前申請に変更されました。

ハワイ州が州外からのすべての到着者とハワイ諸島内での国内線到着者に義務付ける制度で、"Safe Travels Application"(セーフ・トラベルズ)の名称で運用が始っています。

事前検査プログラムの開始後も同様に事前登録が必要になる見込みです。 また陰性証明がない場合は、隔離期間中に毎日のオンラインチェックインが求められます。

» ハワイ州、9月1日から到着者に事前オンライン登録「Safe Travels」を義務付け

検温・発熱スクリーニング

ハワイの空港に到着時には、発熱スクリーニングとして体温チェックが実施されます。 体温が華氏100.4度(38℃)以上あった場合には、さらに追加検査を受ける必要が出てくる可能性があります。

ハワイの空港到着時には検査できない

ハワイ州が事前検査プログラム導入で参考にしたアラスカ州では、到着時に空港で検査する選択肢も用意してます。

しかしハワイの場合は旅行者が多く、到着時の検査は現実的に難しい部分もあり、空港での検査は提供されません。

日本からの旅行でも対象となる?

まず前提として、外務省が渡航中止勧告を出している段階で、日本からのハワイ旅行という選択肢はありません。日本帰国時の14日待機要請も継続されています。

渡航中止勧告が出ている状況において、自分で検査を予約・受診して、ハワイ旅行に行こうと考えるのは全くの見当違いとなってしまいます。

そして前述の通り、今回発表されたハワイ州の事前検査プログラムは、現時点で出入国規制が残る日本を含む海外からの旅行者は対象として想定されていません

もちろん旅行以外のなんらかの事情でハワイに渡航する場合には、利用できるかもしれませんが、事前検査プログラムが始まったからと言って、日本からのハワイ旅行が再開とはなりません。

出発前・到着前72時間以内のハードル

仮に日本でハワイ州の要件を満たす検査が受けられる場合、出発前72時間以内または到着72時間以内でも出発までに検査結果を受け取るのは難しい可能性があります。

例えば、木曜日の20時に出発する便に搭乗する予定であれば、月曜日の20時以降に検査を受ける必要があります。 火~木曜日の出発前までに検査結果を受け取れることができ、陰性であれば問題ないことになります。

土日にクリニックが休業日で検査や結果受け取りができない場合、出発日によってはさらに難しくなります。 日曜日の夜便なら木曜日の夜以降に検査を受けて、金曜日には結果を受けとらなければいけない可能性もあります。

もし事前検査プログラムが到着72時間前までを条件とする場合は、飛行時間の約7~8時間前後を考慮した条件で検査を受ける必要があります。

直行便は再開する?

日本=ハワイ間はレジャー路線であり、旅行会社のツアーを利用して搭乗する人が大部分を占めています。

旅行会社としても直行便が運航されなければハワイ旅行ツアーを催行できませんし、航空会社も旅行会社のツアーがなければ搭乗率を上げることができない関係性です。

そして旅行会社のツアーは、外務省から渡航中止勧告が出ている段階では催行できません。

ハワイ州が日本からの旅行者受け入れを再開することも重要ですが、外務省がアメリカ全土に出している渡航中止勧告が引き下がらない限り、多くの直行便が運休したままとなります。

8月からはJALが臨時便、10月にはANAとハワイアン航空が一部再開する予定ですが、あくまでもビジネスや留学、一時帰国での需要を想定しての運航となります。

日本=ハワイ間のトラベルバブル構想

ハワイ州では日本や韓国、ニュージーランド、オーストラリアなど感染拡大を抑制できている国とのトラベルバブル形成を模索する動きがあります。

トラベルバブルとは、特定地域間に限定して旅行を許可する構想で、ニュージーランドとオーストラリアの2カ国間など、一部の国・地域で検討されています。

事前検査プログラムの発表後、ハワイ州のグリーン副知事は現地メディアの取材に、引き続き日本など海外とのトラベルバブルは検討しているとコメントしています。

アメリカ本土で感染拡大が続く状況において、日本からのハワイ旅行が再開されるひとつの希望ではありますが、日本側が受け入れるかはなんとも言えません。

» ハワイ州知事、日本政府の往来再開に向けた検討意向に謝意

事前検査プログラムの懸念点

ハワイ州が導入を決めた事前検査プログラムにはいくつかの懸念事項もあります。

アメリカ本土では行動制限が解除されてから、再び感染拡大傾向にあります。 6月には1日の新規感染者数が過去最多となる州もでてきました。 このような状況下では、ハワイ旅行を予約していても、事前検査で陽性と判明して旅行をキャンセルせざるを得ない人も出てくると想定されます。

事前検査プログラムは、ハワイ旅行前の72時間以内に検査を受けることが条件となりますが、感染拡大が続く状況下では、検査を受けてから出発までの間に感染する可能性もあります。 今日いま陰性とわかっても、検査後に感染しているかもしれませんし、今日このあと感染するかもしれません。 検査日時点の陰性は、今日や明日の陰性を意味しないのです。

またPCR検査は、その精度により一定数の偽陰性を含むとされています。 結果が陰性でも、新型コロナウイルスに感染している可能性があるということです。 日本帰国時の水際対策で実施しているPCR検査で、陰性の場合でも14日間の待機要請をしているのはこういった理由もあります。

PCR検査には偽陽性という問題もあります。 いくら検査の特異度が高くても、無症状の人を多く検査していけば、実際には感染していないにも関わらず、陽性と判定される人が出てきます。感染していないのに旅行をキャンセルすることになったり、隔離の必要が発生する可能性もあります。

ハワイ州では事前検査プログラムを使用しない場合には、14日間隔離を継続する方針です。 出発空港、機内、到着空港などでは、検査を受けている人、検査を受けていない人が混在する状況です。 爆発的な感染拡大が続く状況では少し気になる点でもあります。

» 7/9 ホノルル市議会、事前検査プログラムの検査強化や延期を州に求める

事前検査プログラムのまとめ

最後にハワイ州が10月15日から開始する事前検査プログラムのポイントを再確認しておきましょう。

  • 事前検査は主にアメリカ本土からの旅行を想定
  • 現時点で日本からのハワイ旅行に使用するのは難しい
  • 検査はハワイ出発前の72時間以内に受ける
  • 検査はハワイ州と提携する薬局(ドラッグストアチェーン)などで受ける
  • 到着時にハワイの空港での検査はない
  • 旅行・健康情報の事前オンライン登録 "Safe Travels" は必須

まず現時点で、日本からのハワイ旅行には関係ないことが前提としてあります。 またそもそも外務省が渡航中止勧告を出していたり、帰国後に14日間の待機要請が出ていることもあり、日本からハワイ旅行をする条件は整っていません。

新型コロナウイルス感染症とハワイ旅行については、こちらのページで詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

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