
ケアラコモ展望台
ハワイ島のハワイ火山国立公園は、新型コロナウイルス感染症の影響により一部閉鎖していた一般公開エリアをさらに拡大した。
定番のドライブコースにもなっているチェーン・オブ・クレーターズ・ロードは全区間で再開。
入園ゲート近くのキラウエア・ビジターセンターは、屋外のラナイ(ベランダ)とトイレを開放。ラナイでは公園スタッフ(自然保護官)が対応する。
その他の屋外エリアは、2018年の噴火後に再開していた規模にまでほぼ戻っている。キラウエア・カルデラ周辺のトレイルコースや島南部の無料エリアであるカフク・ユニットも再開している。
ただしビジターセンターの屋内展示、溶岩洞窟(サーストン・ラバ・チューブ)、ガイドツアー、各種プログラムは引き続き休止または立入禁止となっている。
バックカントリーでのキャンプは、アプア・ポイント、カアハ、ケアウホウ、ハラペ、レッド・ヒル・キャビン、マウナ・ロア・キャビンなどを対象に先着順の許可制で再開。
ハワイ火山国立公園は、キラウエア火山を中心とする火山観光で知られる人気スポットで世界自然遺産にも登録されている。
2018年は噴火により一時閉園、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で一時閉園したが6月15日に主要エリアを再開。その後、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの開通区間が延長され、ケアラコモ展望台まで通行可能となっていた。
毎年、7月にはカルチャーフェスティバルを開催しているが、2020年はオンラインでの動画配信というかたちで開催。ハワイの歴史や文化に親しめる動画やドキュメンタリー作品 “Saving ‘Ōhi‘a – Hawaii‘s Sacred Tree” を、Facebookページで公開している。
日本からハワイ島へは、ハワイアン航空とJALがコナ空港への直行便を就航しているが、現在は日本=ハワイ間の直行便は全便が運休している。