アメリカ沿岸警備隊(USCG)は2018年5月20日、プナ地区の溶岩流が海へ到達したことを受け、300m圏内のセーフティ・ゾーン(Safety Zone)を設定した。
溶岩が海へ流れ込んでいる地点から300m以内に近づくことが禁止されるもので、溶岩ボートツアーの許可を得ているツアー会社でもセーフティ・ゾーン内へ入ることはできない。
Coast Guard Enforces Lower Puna Safety Zone in Vicinity of Kīlauea Lava Flow https://t.co/vRn0W2JPQD pic.twitter.com/d1UONTCmbd
— Big Island Now (@BigIslandNow) 2018年5月21日
セーフティ・ゾーンは、2017年3月末頃からカモクナのオーシャンエントリー(現在は海への流入が休止)にも設けられていたが、それ以前は溶岩が流入する地点のすぐ手前まで近づいていた。
しかしオーシャンエントリーへ近づくことは常に危険な状況が発生する可能性があること、溶岩が海水へ流れ込むことで発生する塩酸や水蒸気は、肺や目、肌への悪影響も懸念され、セーフティ・ゾーンが実施された。
溶岩ボートツアーについては、過去に州の許可を得ていない違法なツアー会社が確認されているほか、許可を得ているツアー会社でもルール違反により罰金が課せられているケースが報告されている。
オンラインで直接予約する場合は、万が一トラブルの際にも対応が面倒になる為、できれば旅行会社やホテルのアクティビティ・デスク、コンシェルジュを通じて確実なツアー会社を選ぶようにしたい。
※下記ツイートは2017年のカモクナ・オーシャンエントリーについて
The #USCG continues to enforce Safety Zone for waters surrounding Kilauea Volcano lava flow in the ocean
More here: https://t.co/gao8Bj11Pq pic.twitter.com/hiDMrObrR2— USCG Hawaii Pacific (@USCGHawaiiPac) 2017年7月29日