
ホノルル・ハレ(市庁舎)
ホノルル市のカーク・コールドウェル市長は3月22日、オアフ島住民に対して外出禁止と在宅勤務を行うよう緊急的な指示を出した。 2020年3月23日(月)16時30分から4月30日(木)まで実施される。
外出は必要不可欠な場合や屋外での従事者のみに限定するとしており、ハワイ州で最も人口の多い約34万人の島民や旅行者に影響する。
違反者には最高5,000ドルの罰金または1年以下の懲役、あるいはその両方が課せられる。
この行動制限は、住民だけでなく旅行者にも適用するとしており、ワイキキのワイキキビーチやクヒオビーチなどにも立ち入らないよう求めた。
例外として、健康や安全に間する行動、必要不可欠なサービスや日用品の購入、健康面でのアウトドアアクティビティ、重要な商品やサービスを提供する仕事、家族やペットの介護を挙げている。
とくに医療、食品販売、食品生産 、児童保育、ホームレスのためのサービス、メディア、ガソリンスタンド、自動車修理、銀行、ホームセンター、メンテナンス従事者、郵便や各種配達、航空会社やタクシーなどは重要なビジネスとした。
同様の外出禁止令はアメリカ各地で実施されており、カリフォルニア州では3月19日に約4,000万の住民の移動が制限された。ニューヨーク州も3月20日から出勤禁止、大都市シカゴのあるイリノイ州でも不要不急の外出を禁止している。
ホノルル市では既に、路線バス「TheBus」の乗車について不必要な利用は控えるよう要望しているほか、3月20日からは飲食店はテイクアウトやデリバリーに限定するよう指示している。
またハワイ州は3月21日、旅行者や州に戻る居住者を対象に、14日間の隔離措置を3月26日から開始することを発表。任意ではなく入州の必須条件としたため、海外からはもちろん、国内からも含めてハワイ旅行が実質的に不可能となる。
オアフ島は、日本からほとんどの直行便が就航するホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)が立地。日本からハワイ旅行で訪れる観光客のほとんどがワイキキのホテルに滞在する。
ワイキキビーチでは、規制線が設置された以降も旅行者がビーチを利用する光景が見られ、地元住民からは苦情が出ていた。
※速報のため必要に応じて追記します
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