追記:2021年11月8日から事前検査プログラムは不要に(米国政府の新規則に移行)

JALのB787-8
JAL(日本航空)は、2021年3月26日(金)から日本出発前にハワイ州の隔離免除を確認するプリクリアランス(事前検疫審査)を開始する。
ハワイ州では、ハワイ行き直行便の出発時刻からさかのぼって72時間以内の陰性結果で、10日間隔離義務を免除する事前検査プログラム(Pre-Travel Testing Program)を実施。日本発は昨年11月6日から対象になっている。
通常は、ハワイの空港到着時に隔離免除の確認手続きを行っているが、プリクリア(Pre-Clear)を利用して航空会社が出発地で確認することで、到着空港の混雑緩和や渡航者の利便性が高まることが期待されている。
利用者は、日本国内の認定検査パートナーとなっている州指定医療機関で、ハワイ渡航用として新型コロナウイルス感染症の検査を予約・受診する必要がある。陰性結果は、PDFをハワイ州 Safe Travels システムにアップロードしておくほか、日本出発では原本の持参も求められている。
ハワイ州 Safe Travels システムは、事前検査プログラムやプリクリアランスの利用有無に関わらず、すべての渡航者が対象。旅行情報を事前にオンライン登録しておき、出発前24時間以内に健康情報を登録すると、審査に必要なQRコードを取得することができる。ホノルルでハワイ諸島間の国内線乗り継ぎがある場合、国内線区間は別途登録が必要。
同様の事前確認は、JALが提携するハワイアン航空も対象地域を日本に拡大しており、成田発は3月13日から、関西発は3月18日から始まっている。両エアラインは、日本=ハワイ間で双方的にコードシェアしており、今後はどちらの運航便でもプリクリアが利用できる。
JALのプリクリアランスでは、チェックイン時にチェック終了を示すマークの入ったボーディングパスを渡すことで対応。ホノルル空港到着時に提示することで、検疫手続きが不要になるとしている。
2021年3月現在、JALでは羽田=ホノルル線を週1往復で運航。3月下旬からは定期便名に変更するほか、4月16日からは週2往復に増便する予定。
3/30最新:JALハワイ、2022年6月に増便、7月は毎日2往復
3月21日(日)からの時刻表
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | 運航曜日 |
---|---|---|---|
JL74 (HA5389) | 羽田 21:00 | ホノルル 09:05 (4月は09:30) | 金(3/26, 4/2, 4/9) |
JL73 (HA5390) | ホノルル 12:35 (4月は11:55) | 羽田 16:50 (4月は15:55) *翌日 | 土(3/27, 4/3, 4/10) |
4月16日(火)からの時刻表
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | 運航曜日 |
---|---|---|---|
JL74 (HA5389) | 羽田 21:00 | ホノルル 09:30 | 火・金 |
JL73 (HA5390) | ホノルル 11:55 | 羽田 15:55 *翌日 | 水・土 |
※便名の括弧内はコードシェアするハワイアン航空便名です
※出発時刻は時期により異なります