
ハワイ諸島で国内線を運航してきたアイランドエアー(WP)が、2017年11月10日をもって運航を終了する。
アイランドエアーでは10月に連邦破産法第11章を申請したことを発表していたが、運航は通常通り継続していた。
既に予約済みのチケットについて、ハワイアン航空やモクレレ航空では救済措置をとる意向で、既にハワイアン航空ではウェブサイトでの案内を始めている。
アイランドエアーの運航便については、一部のフライトでユナイテッド航空がコードシェアしており、日本からもハワイ島、マウイ島、カウアイ島まで通しで予約している場合は、影響を受ける可能性がある。2017年11月現在、日本の航空会社ではコードシェアなどの提携はない。
アイランドエアーの撤退により、ハワイ諸島間で定期旅客便を運航するエアラインは、ハワイアン航空、モクレレ航空、マカニ・カイ・エアの3社となる。
旅行客の多いハワイ島コナ空港、マウイ島カフルイ空港、カウアイ島リフエ空港の主要空港を結ぶ主なエアラインは、ハワイアン航空だけとなり、日本からのハワイ離島への渡航でも、ハワイアン航空が唯一の選択肢となる可能性が高い。
競争の激しいハワイ諸島間のフライト(インターアイランド)においては、2006年のgo!参入、2008年のアロハ航空撤退、2014年のgo!撤退など、航空会社の参入や撤退が続いている。
【追記】
アイランドエアーの最終便は2017年11月10日、マウイ島カフルイ発・ホノルル行きのWP449便となった。