ハワイ火山国立公園、再開に向けての取り組みを開始

2018年5月上旬からキラウエア火山の新たな噴火活動によって大部分が閉鎖されているハワイ火山国立公園では、8月上旬から火山活動が落ち着いていることから、再開に向けての取り組みを進めている。

ハレマウマウ・クレーター
ハレマウマウ・クレーター(2017年)

キラウエア山頂付近で頻発していたマグニチュード5クラスの地震は8月2日が最後となっており、ハレマウマウ・クレーターでの目立った崩壊も同日を最後に確認されていない。ハワイ火山観測所(HVO)では、8月17日(金)にはアラートレベルを、”Warning” から “Watch” へと引き下げている。

今後は各分野の専門家による調査や被害状況の評価が行われる見通しで、安全が確認されたエリアから営業時間を限定しての段階的な再開を目指している。

ただし、ハワイ火山国立公園のシンディ・オーランド氏(Cindy Orland)は、ジャガーミュージアム(ジャガー博物館)の再開は難しいとの見通しを示している。

ジャガーミュージアム(Jaggar Museum)は、ハワイ火山国立公園内の定番スポット。ハワイ火山観測所に隣接している博物館で、火山に関する資料を展示しているほか、ハレマウマウ火口を見渡せる展望台が人気の観光名所だ。

ジャガー・ミュージアム
ジャガー・ミュージアム(2017年)

しかし地震や火山活動による被害が出ており、すでに一部の展示物などが搬出されている。さらに火山活動によってハレマウマウ・クレーターの面積規模が拡大しており、キラウエア・カルデラの崖上に建つ博物館は安全な場所とは言えない状況にある。

国立公園では地元住民との集会を開き、火山活動や公園再開に向けての意見交換を行っており、一歩ずつ着実な取り組みを進めている。

ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)は、世界自然遺産に登録されているハワイ島を代表する観光スポット。車のまま園内を巡ることができ、広大なキラウエア・カルデラや噴煙があがるハレマウマウ火口などを間近で観光できる。

関連ページ:ハワイ島は安全?キラウエア火山の噴火情報まとめ・随時更新

関連ニュース:Kilauea’s respite could mean breath of life for Hawaii Island’s – KFVE, K5-Hawaii News Now, Local Programming

【追記】Big Island Video News のニュースで、国立公園内の映像がご覧になれます。

タグ: , , | 2018年8月18日

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