
マカプウ・トレイル
ハワイで州立公園を管理するDLNR(Department of Land and Natural Resources)は6月8日、各島に点在する州立公園の施設利用について再開見通しを発表した。
現在、ハワイ州では各島を管轄する市・郡が経済活動や屋外活動の再開を進めており、州立公園でも郡の規則に沿うかたちで施設利用の再開が始まっている。
DLNRではキャンプや宿泊施設は7月1日までに再開される見込みを発表したが、ハワイ到着後14日間の隔離義務には利用できないと注意している。
各島の再開状況は以下の通り。
オアフ島
ほとんどの公園は一般開放が再開されているが、展望台などの混雑しやすい場所は閉鎖されている。また人気のトレイルコースも再開。ワアヒラ・リッジ・トレイル、マカプウ・ライトハウス・トレイルも利用できるが、駐車場は週末のみ開放。
ヌウアヌ・パリ州立・ウェイサイド、ダイアモンド・ヘッドのクレーター内とトレイルコースは閉鎖を継続している。
カエナ・ポイント州立公園のクレイア地区への通行許可を再開。
オアフ島内のキャンプ場は6月12日に再開予定で、予約受け付けも再開。利用は同居人に限定される。マラエカハナ州立公園の舗装工事のため閉鎖を継続。
ハワイ島
人気のビーチ、ハプナ・ビーチ州立公園とケカハ・カイ州立公園も利用可能。ハプナビーチは毎日、駐車場を開放。クアベイの名前で知られるケカハ・カイのマニニオワリ地区は、週末のみ車両での通行可。ハワイ島内の多くの歴史地区については現在閉鎖されているが、近いうちに再開される見込み。
ヒロの街では多くの公園が閉鎖を継続している。ワリオア・センターは7月初めに再開予定。アカカ滝州立公園は閉鎖中。
ハワイ島内の州立公園における夜間滞在は6月中旬から下旬に再開見込み。
カウアイ島
カウアイ島ではすべての公園が再開しており、コケエ州立公園やワイメア渓谷州立公園、ワイルア川州立公園も再開済み。
コケエ州立公園のキャンプ場や宿泊施設もすでに利用できるが、COVID-19に関する規制は残る。事前予約が必要で利用は同居人に限定される。
その他のキャンプ場は新型コロナウイルス感染症以外の理由で閉鎖されている。ポリハレ州立公園、ナパリ・コースト州立自然保護公園は6月16日に再開予定。
ワイルア川州立公園でのカヤック・ツアー、ナパリ・コーストでのゾディアック・ツアーが営業再開を許可されているが、COVID-19の規制が残る。
ポリハレ州立公園は道路工事のため閉鎖を継続。
またコケエ・パブリック・フィッシング・エリア(Kokee Public Fishing Area)では、今シーズンのニジマス釣りをオープン。ただしプウ・ルア貯水池の入場には制限を設け、6月12日までに抽選の申し込みが必要。当選はメールで通知され当選者は、6月20日から7月11日までの週末に4時間まで釣りが楽しめる。
マウイ島
マケナ州立公園内のビーチはすべてアクセスできるが、ライフガードは常駐しない。またトイレと駐車場も閉鎖を継続。
ワイアナパナパ州立公園は、イースト・マウイの交通計画が完了するまで閉鎖が継続される。パイロア・ビーチは通行できるが、COVID-19の規制が残る。
イアオ渓谷州立公園とハナ・ハイウェイ州立ウェイサイドは閉鎖を継続する。
マウイ島内の州立公園における夜間滞在は7月1日に再開見込み。
モロカイ島
パラアウ州立公園は日中の利用が再開されている。