ハワイ州の新型コロナ新規感染者数がゼロに、3月中旬以来で約2ヶ月ぶり

[最終更新日:2020年05月09日]

オアフ島
オアフ島

ハワイ州における新型コロナウイルスの新規感染者数が、2020年5月8日発表分で約2ヶ月ぶりにゼロになった。

ハワイ州保健省(DOH)が毎日発表している新規感染者データでは、島別と住民の州外検査分の数値を公表しているが、5月8日発表分では3月13日以来はじめて新規感染者が確認されなかった。

2月28日以降の合計陽性者数は629名で、島別ではホノルルが位置するオアフ島が408名、次いでマウイ島の114名、ハワイ島の74名、カウアイ島の21名、モロカイ島の2名となっている。

すでに合計629名のうち多くの566名が隔離を解除されているほか、4月中旬からの新規感染者数は毎日1桁で、5月に入ってからは5名未満が続いている。

ハワイ州では緊急事態宣言において、住民に自宅待機令や在宅ワークを求めたほか、食品販売や医療といった必要不可欠なビジネスを除き、多くの小売店やショッピングモール、サービス業を営業停止としていた。しかし新規感染者数が大幅に減少していることから、5月7日からは多くの業種が営業再開可能となり、第1弾となる規制緩和が実施されている。

北米・オセアニア・アジアからの旅行者が多いハワイでは、3月13日に州知事がハワイ旅行の延期を強く呼びかけたことが、日本でもニュースとなり大きな反響を呼んだ。すでに日本からの海外旅行では最後のハワイ頼みに近い状況となっていたため、旅行業界には大きな衝撃となった。また3月26日からは来州者に14日間の自己隔離を義務付け、滞在先を厳しく管理した上で、違反者の逮捕や出発地へ送り返す強い措置をとっている。

当初は州外への渡航歴がある場合や旅行者の感染者が多くを占めていたが、14日間の自己隔離義務を実施することで、実質的にハワイ旅行を不可能にする厳しい対応をとった。これにより以降の新規感染者は、徐々に市中感染や一部のクラスターのみとなり、ハワイ州では爆発的な感染拡大を防ぎ、新規感染者をゼロにまで抑えることに成功したと考えられる。

5月7日発表分のハワイ州への到着者は756名で、そのうち239名が渡航者、214名が州民。引き続き14日間の自己隔離義務が継続されており、日本からの直行便はすべて運休しているが、アメリカ本土からの渡航者は徐々に増加傾向にある。

今後はハワイ州への渡航者が増加した場合に、第2波・第3波の感染拡大が起こることが懸念される。ハワイ州の主産業とも言える旅行観光業は、いち早い再開が期待されるが、まずは島内、そして次に州内での段階的な経済活動の再開が優先される。

今後もハワイ州で新規感染者数が低い水準を維持できたとしても、旅行者を受け入れるには、出発する国・地域での状況も重要となる。また安全性の高いワクチンが開発され摂取が可能となるまでには、さらに半年以上や1年以上といった長い期間を要する。

日本=ハワイ間で以前のように自由な往来が可能となり、ハワイ旅行が楽しめる時期がいつ来るのかは、現状では見通せない状況が続いている。

2020年5月8日発表分の数値は下記の通り。

新規合計(2/28~)隔離終了
オアフ島0408385
ハワイ島07467
マウイ島011493
カウアイ島02121
モロカイ島022
ラナイ島000
州外での検査010
不明00
合計0629
合計(隔離終了)566
死亡者17

公式発表:HAWAII COVID-19 DAILY NEWS DIGEST MAY 8, 2020

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タグ: | 2020年5月9日

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