ハワイの離島はどこかおすすめ?島ごとの魅力を比較して紹介!
オアフ島以外の離島ならどの島がおすすめかを島ごとの特徴で解説!ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ラナイ島、モロカイ島の魅力や楽しめるテーマを紹介。
ハワイの離島とは
よく「ハワイの離島」という言い方をすることがありますが、一般的にはオアフ島以外の西からカウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、ハワイ島の5島のことを指します。

ハワイ諸島の島々と飛行機の路線図
英語では "Neighbor Island" といった言い方があり、日本語で「離島」という意味になっています。
今回はオアフ島以外で空港のある5つの島を、それぞれどんな魅力があり、どんなハワイ旅行におすすめかを解説します!
離島まではどれくらいかかる?
では島ごとの紹介に入る前に、離島への行き方や所要時間を確認しておきましょう。
日本からほとんどのフライトが到着するのはオアフ島のホノルル空港です。
そのまま離島へ乗り継ぐ場合は、ハワイアン航空またはオハナ・バイ・ハワイアン、モクレレ航空の国内線を利用します。
行先 | ホノルル空港からの所要時間 |
---|---|
カウアイ島リフエ空港(LIH) | 約40分 |
マウイ島カフルイ空港(OGG) | 約40分 |
マウイ島カパルア空港(JHM) | 約30分 |
モロカイ島モロカイ空港(MKK) | 約30分 |
ラナイ島ラナイ空港(LNY) | 約35分 |
ハワイ島コナ空港(KOA) | 約45分 |
ハワイ島ヒロ空港(ITO) | 約50分 |
ホノルルから各島の空港へは、わずか約30~50分の所要時間で、離陸してから着陸するまであっという間に感じるくらいすぐに到着します。
ハワイ旅行で離島へ足をのばすのは、実はすごく気軽でかんたんです!
ハワイ島(Hawaii)
最初に紹介する離島は「ハワイ島」です。 読み方は「はわいとう」で、他の島も共通して「○○○とう」と言います。

キラウエア・カルデラ
ハワイ最大の島
ハワイにあるハワイ島なので、区別するために「ビッグアイランド」という愛称でも親しまれています。
そのニックネームが意味する通り、ハワイ諸島では最大の面積を誇っており、その大きさは他の島を足した面積よりも大きいほどです。
島全体を観光しようとすると、1泊ではとても足りなく、2泊以上でようやくごく一部が観られるくらいです。
羽田・成田から直行便がある!
ハワイ島をおすすめする理由のひとつに、日本から直行便が就航していることがあります。
島西岸のコナ空港へは、ハワイアン航空が羽田から週3便、JALが成田から毎日、直行便を運航しており、日本から一気にハワイ島に到着します。
羽田・成田からコナまでの飛行時間は約8時間。 日本を夜に出発して離陸後に機内食を食べ、少し仮眠をとっているとすぐにハワイ島に到着します。
本格的な火山観光はハワイ島だけ
ハワイの島々はどれも火山活動によって誕生しましたが、現在も火山活動が続いており、近年の痕跡や広大な溶岩帯が観られるのはハワイ島だけです。
世界遺産に登録されるハワイ火山国立公園へは、レンタカーのまま入ることができ、ゆっくりとドライブしながらキラウエア火山を観光することができます。
旅行情報が豊富!
はじめての離島でハワイ島が人気なのは、他の島と比べて旅行情報が豊富ということもあります。
オアフ島に比べると極端に情報量が減る離島ですが、ハワイ島については直行便があることもあり、ガイドブックやインターネットの旅行情報もたくさん見かけます。
ハワイ島はこんな方におすすめ!
ハワイ島の人気観光スポットには、キラウエア火山のほか、富士山よりも標高が高いマウナケアでの星空観察、コナコーヒー農園、広々としたビーチリゾートなど体験できることは数え切れません。
- 1. 直行便で気軽にアクセスしたい方
- 2. 火山観光をしてみたい方
- 3. 買い物よりも絶景や広大な大地を楽しみたい方
- 4. コーヒー好きの方
- 5. ビーチリゾートでのんびり過ごしたい方
» ハワイ島への旅行をオススメする数えきれない理由!2018年最新版
マウイ島(Maui)
次は「渓谷の島」や「魔法の島」という愛称があるマウイ島です。

カパルア・ビーチ
充実したビーチリゾート
北米からの直行便も多く、アメリカ本土からの旅行者に人気のある島です。
とくに寒い冬にハワイを訪れるバケーション目的の方が多く、冬がピークシーズンとなっています。
西岸のカパルア・リゾートとカアナパリ・リゾートには、高級リゾートから手頃なコンドミニアムまで多くの宿泊施設が点在。
また島南側の西岸に位置するワイレア・リゾートにも、ラグジュアリー・リゾートが並んでいます。
リゾート内のショッピングセンターには、ブランドショップなども入っており、離島で買い物も楽しむならマウイ島はおすすめです!
ほどよいサイズ感
広大なハワイ島に比べると、マウイ島では人気の観光スポットがわりと移動しやすい範囲にまとまっています。
送迎付きの現地ツアーやレンタカーでの移動時間も短く、2泊あれば定番スポットは観てまわれるくらいのサイズ感です。
自然もローカルタウンも楽しめる
ビーチリゾートでの滞在が人気のマウイ島ですが、自然やローカルな町も楽しめます。
最高峰で標高3,055mのハレアカラ山頂へは、道路が整備されているためレンタカーでも登ることができます。もちろん現地ツアーでもサンセットや星空観察、日の出の絶景が期待できます。
またサーファーにも人気のパイア、ノスタルジックな町並みのワイルク、カウボーイの町として知られるマカワオ、高原のクラなど、町や村の散策も楽しめます。
マウイ島はこんな方におすすめ!
- 1. ビーチリゾートが好きな方
- 2. ショッピングセンターでの買い物も楽しみたい方
- 3. 長距離移動をしたくない方
カウアイ島(Kauai)
続いては、空港のある離島の中では唯一、オアフ島の西に位置するカウアイ島です。
ハワイ諸島は西にある島ほど誕生したのが早く、カウアイ島はオアフ島よりも100万年以上前に誕生したとされています。

ワイメア渓谷展望台
リゾートホテルもどこか落ち着きがある
カウアイ島にも海岸線にはいくつかのビーチリゾートがあります。 北岸のプリンスビル・リゾート、リフエ空港からも近いカパア周辺、南岸のポイプ・リゾートには、高級ホテルも点在しています。
南岸のポイプは少しビーチリゾートらしい雰囲気もありますが、全体的にどこも派手さのない落ち着いた雰囲気が魅力と言えます。
観光スポットは自然がほとんど
カウアイ島の愛称は「ガーデン・アイランド」で、日本語だと「庭園の島」とも呼ばれます。 しかし整備された庭園とうよりは、自然がそのまま残る島というほうが適当かもしれません。
島内の観光スポットも、北岸にあるキラウエア灯台の岬、ワイレア川やシダの滝に流域の滝、「太平洋のグランドキャニオン」と呼ばれるワイメア渓谷州立公園、渓谷美やトレイルを楽しむコケエ州立公園、断崖絶壁の絶景が連なるナ・ピリ・コーストなど、どれも自然を満喫できる場所ばかりです。
カウアイ島はこんな方におすすめ!
ハワイ島やマウイ島と比べてもどこかのんびりしており、良い意味で田舎にような魅力があるのがカウアイ島です。 ビーチやショッピングよりも、ゆっくりとした時間を過ごしてみたい方におすすめです。
- 1. 自然が好きな方
- 2. 賑やかな場所よりも静かな場所が好きな方
- 3. 観光よりものんびり過ごしたい方
ラナイ島(Lanai)
続いては、かつてパイナップル産業が盛んだったことから「パイナップル・アイランド」の愛称があったラナイ島です。
現在はパイナップル栽培の島ではなくなっており、「プライベート・アイランド」と呼ばれています。

フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ
ホテルは3軒だけ
ラナイ島にはホテルと呼べる宿泊施設が3ヶ所しかありません。
1つは唯一の町であるラナイシティにあるホテル・ラナイで、どこか日本の別荘地にあるようなロッジ風の建物の小さなホテルです。
2つのフォーシーズンズは最高級リゾート
あとの2つは最高級リゾートのフォーシーズンズ。
ラナイ島に滞在する旅行者のほとんどがこの2つのフォーシーズンズ・リゾートに泊まり、ホテル内での贅沢な時間やゴルフを楽しんでいます。
観光名所もほとんどないため、日帰りで訪れる旅行者は極めて少なく、ほとんどの方が最高級のフォーシーズンズに滞在することから、プライベートを重視したい方に定評があります。
ラナイ島はこんな方におすすめ!
- 1. プライベートを大切にしたい方
- 2. ラグジュアリーリゾートでのんびり滞在したい方
- 3. 観光スポットには興味のない方
- 4. ハワイの島々は全部行ってみたい方
モロカイ島(Molokai)
最後はオアフ島のすぐ東側に位置するモロカイ島です。 ホノルル空港からプロペラ機で約30分の距離ですが、旅行先としての離島では最も地味な印象がある島でもあります。
愛称は「フレンドリー・アイランド」で、日本語では「友情の島」と呼ばれることもあります。
観光名所は少なく、ホテルも少ない

ホテル・モロカイ
モロカイ島を訪れる旅行者が多くない理由のひとつに、単純に観光名所が少なく、さらにホテルもほとんどないといった実情があります。
とくに大手ブランドのホテルはひとつもなく、空港からもそう遠くない南岸に「ホテル・モロカイ」が1軒あり、あとは海岸線にコンドミニアムなどが数軒ある程度です。
日帰り観光もおすすめ
個人手配ではレンタカーがないと移動はできず、モロカイ島内の現地ツアーもとても少ないので、観光客に出会うことも珍しいほどです。
何日も滞在するほど見て回る場所もないため、オアフ島からの日帰り観光を検討してみるのも選択肢のひとつです。
モロカイ島はこんな方におすすめ!
- 1. 日本人に会わない場所に行きたい方
- 2. 観光スポットには興味のない方
- 3. ハワイの島々は全部行ってみたい方
ざっくりとどこの島がおすすめ?
では最後におおまかなテーマ別におすすめの離島を選別しましょう!
ビーチリゾートが好きな方
ハワイ島またはマウイ島がおすすめです!
直行便があるハワイ島はアクセスも良く、ビーチ以外の観光スポットや楽しみ方も充実しています。
買い物も楽しみたい方
マウイ島がおすすめです!
ビーチリゾートのカアナパリやワイレアには、高級ブランドからオーガニック製品まで数々のショップが並んでいます。 またパイアなどローカルタウンでも買い物を楽しめます。
火山観光や絶景を楽しみたい方
ハワイ島がおすすめです!
キラウエア火山のあるハワイ火山国立公園のほかにも、マウナケアやワイピオ渓谷、ハワイ最南端のサウスポイントや数々のビーチなど、壮大な景色や美しい砂浜に出会うことができます。
ローカルな雰囲気でのんびり過ごしたい方
カウアイ島がおすすめです!
良い意味で田舎っぽい雰囲気が好きならカウアイ島へ行ってみましょう。 山間部や北岸の海岸線まで足を運べば、絶景の大自然も満喫できます。
プライベート重視の方
ラナイ島のフォーシーズンズ・リゾートに滞在しましょう!
観光する場所は限られますが、プライベート重視のラグジュアリー・リゾートで贅沢な時間が約束されています。
島内の移動はレンタカーがあると断然便利
ここまで離島の魅力を紹介してきましたが、ハワイでオアフ島以外を思いっきり楽しむなら、レンタカーがあると行動範囲が比較にならなほど広がっていきます。
オアフ島は路線バスやワイキキトロリー、旅行会社の観光バスの路線が充実していますが、離島の路線バスは路線や本数が少なく、観光向きとは言えません。
またオプショナルツアーも定番スポットに限られているため、レンタカーがないと行けないスポットやお店、レストランがたくさんあるのです。
パッケージツアーで離島へ旅行する場合でも、1日だけなどレンタカーを借りてみてはいかがでしょうか。